仔犬の時期のじゃれ噛みについて
- トレーナー和田
- 2020年9月16日
- 読了時間: 3分
仔犬の時期は、歯がまだ乳歯なので愛犬の歯が私たちの手や足に当たりますと痛いですよね。
ゆっくり、まったり愛犬の体を触ろうとしても噛んできたり飛びついてきたりするので、どうしたらいいのか?困っておられる飼い主さんも多くいらっしゃるのでは?と思います。
仔犬の時期に歯を当ててくるこの行動をよく
・甘噛み
・ジャレ噛み
と表現する事がありますが、これらの行動を愛犬がおこなう時は
・遊んで欲しい時
・相手をして欲しい時
・パワーが有り余っている時
などに多く見られます。
飼い主さんは、この甘噛みやジャレ噛みをやめさせたい気持ちから愛犬に対して『ダメ』や『NO』を言いながらしつけようとされている方も多いかと思いますが、
まずは、その前に、犬用のおもちゃを使った遊びを愛犬に教えてあげて欲しいと思います。(犬用のおもちゃに興味がない場合には、ウォーキングやランニングをしてしっかり運動をしてあげてください)
本来なら、兄妹犬同士で取っ組み合いをしながら、一緒に走りまわりながら愛犬は育ちます。そして、その遊びの中で噛む力加減やルールを覚えていきます。
ですが、ひとりっ子ワンコの場合には、遊び相手がいませんので、私たち飼い主がしっかり相手をしてあげる必要があります。
発散や体を使った遊びや運動をさせてあげないと落ち着きがなくなったり、物を破壊したりという表現になってしまうこともあります。
しっかり発散をさせてあげ、おもちゃ(ボールやフリスビーやロープなど)を使った遊びを教えていく事で私たち飼い主の手や足ではなく、おもちゃを噛んでよい事を実際に体験させてあげながら理解させあげることが甘噛みやジャレ噛みと言われる行動をやめさせることに繋がっていきます。
そして、これと並行に愛犬に教えていってもらいたい事があります。
それは、体全体触られる事に慣れさせることです。口の周りや足の裏など触れられる事に対して慣れていなければ嫌がる傾向にどのワンコもあります。
本当に嫌!と愛犬が感じれば、歯を当てて嫌がったり、唸ったりする事もあります。
仔犬の時期から、体のどの部位でも落ち着いて触らせてくれるように練習する事が必要になります。
仔犬の時期にたくさんいろんな人から触られて育てば、成犬になった時には、人から触られる事に対して過剰に嫌がったりする事なくむしろ、撫でて欲しくて寄ってきてくれたりしてくれます。
愛犬と毎日しっかり体を動かして遊んだ後には、愛犬の体全体を優しく触りながら、あるいはブラッシングをしながらクールダウンをしてあげて欲しいと思います。
仔犬の時期の甘噛みやじゃれ噛みと言われる行動は、『遊んでー!』『暇やー!』という愛犬の表現です。
そこで叱ったりするのではなく、毎日外でしっかり体を動かしながら愛犬とおもちゃを使った遊びをしてあげてください!
遊んだ後は、体全体を優しく触り、ブラッシングをしながら触られる事に対して慣れてくれるように練習してあげてくださいね!
仔犬の時期には、上手な対応をしながら愛犬育てをしていかないと間違った育て方をしてしまいますと良かれと思ってしていた事が裏目に出てしまう事もありますので、愛犬育てに自信がない方や愛犬育てが分からないと感じられる方は一度プロに相談される事をお勧めします。

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